今回の記事はかなり暗い嫌な受け取り方ができてしまうかもしれません。
誤解がないように先に書かせていただきますが、今回、何を伝えたかったかというと、人は皆、本来は一つの存在であるのだということと、皆んなが一つ一つということは誰かを排除するということは自分を排除しているのと同じで、それは間違っているということと、カルマについて書かせていただきました。
それを踏まえた上で読んで見てください。
魂は一つ
サイコパスというと人への共感力が乏しく自己中な考え方で、悪い時は殺人や窃盗といった反社会的な行動をする人や、良い方向にいく時はお金持ちや医者にも多い傾向があるようです。
そんな中において、世の中には身の毛も弥立つような悲惨な事件などが起きたりします。
そういった事件を見聞きすると、世の中にはとても危険な人がいるのだなぁと思うこともあると思います。
しかし、スピリチュアルな視点から見ると魂は全てが一つです。
ということは世の中にサイコパスな人がいるということは、実は私たちもまたサイコパスなのです。
あなたは私。スピリチュアルな視点から見た魂とは - スピリチュアルのすすめ
私はサイコパス
よく事件などのニュースがある時、相手を悪人として叩くことがよくあります。
中には加害者本人やその関係者の関係ない個人情報をバラしたり嫌がらせをする愚かな人もいます。
確かに100歩譲って殺人などの重罪などの被害者側ならやり返してやりたいという感情は分からなくはないです。
しかし、実際には芸能人の不倫やちょっとした失敗といったしょうもないことで皆んなでバカにして、一人の人間を精神的に殺しているということは自覚がないだけで世の中の多くの人が人殺しであるのです。
ましてや冤罪だったらどうでしょう?
そうなると完全な殺人加害者となるはずです。
それなのに何故人を叩けるのでしょうか?
何故それを当然かの如く行うのでしょうか?
この自覚が無さはまさにサイコパス的な思考なのです。
それでも、中々、自分もサイコパスの一部なのだというふうには思えないという方も多いかと思います。
ですが残念ながらそんなことはありません。
例えば、世の中に完全な善人しかいない世の中の中に自分もいたとします。
そんな中である時、嫌なことがあってちょっと無視したとしましょう。
そしたらあら不思議、完全な善人しかいない世の中において自分が世界で一番の凶悪犯になってしまうわけです。
このようにサイコパスというのは絶対的な定義があるのではなくて、全体からしてみた時に自分の欲得のために特によくないことをした人になるのだと思います。
ですから世の中で誰かを無視したり、嫌がらせをしたりというふうに少しでも悪いことをしたことがあるという人は必ずサイコパスの要素を持っているのです。
さらに、何か事件が起きた時にその人を理解しようとしない発想もまたサイコパス的思考なのです。
なぜならサイコパスの要素を持っているということはサイコパスの気持ちがわかるはずだからです。
わからないというのは残念ながら、まだまだ自分はその相手よりもまともで偉い人間だと思っている証拠なのです。
これはとても厳しい知識と感じる人も多いかもしれません。
また、信じられないという人もいるかもしれません。
しかし、この知識もとても大切です。
これもまた幸せになるための知識です。
自分にもサイコパスの要素は同じようにあり、その気持ちを理解できないと思い続ければ思い続けるほど、世の中からサイコパスと呼ばれる感性は減っていきませんし、悲惨な事件もなくなっていくこともないでしょう。
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思いやり
さて、ここまで私たちもまたサイコパスの一部なのだということがわかりました。
それでは、このサイコパスを無くしていくにはどうすればいいでしょうか?
それは思いやりです。
思いやりの大切さを理解するためには、まずは思いやりを与えなければ始まりません。
思いやりを頂いて初めて思いやりの大切さや心地よさが理解できるようになります。
そうやって少しずつ社会を変えていく必要があります。
とはいえ、じゃあ思いやりを持ったらすぐに世の中から事件は無くなるかといえばそんなこともないでしょう。
魂の成長には時間がかかります。
しかし、今、少しでも自分自身を改善していけば、それはゆくゆくは悲惨な事件も減る方向へ進んでいくことでしょう。
また、いわゆる凶悪犯罪などの事件は赤の他人の行いだけという考え方も改めなければいけません。
そのような事件は個人のカルマでもありますが、それと同時に社会のカルマでもあります。
ということは私たちがそのような社会を作っているからこそ、世の中にはサイコパスというものが存在しているのです。
悲惨な事件でればあるほど一つのメッセージに置き換えて、自分自身に置き換えて襟を正して行動を変えていかなければならないのです。
また、サイコパスの性質が現世で発芽してしまったのは前世のカルマということもありえます。
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刑務所を矯正施設に変える
今の世の中では、何か犯罪などがあると一生刑務所にいろとか死刑だとか言う人がいます。
しかし、これも間違いです。
そんなものは臭いものに蓋をしているのと同じようなもので、そのような社会を作っているのが私達だからです。
今の社会構造ができている以上、どれだけ死刑にしようと終身刑にしようと加害者は減らないでしょう。
必要なことは善人悪人と区別して悪人を排除することではなく、悪人的な思考を作り出さない社会にすることと、悪人が善人に変われるようなサポートが必要なのです。
そのためには自分自身が思いやりを持ち愛情を与え続け、より良き社会に変えていくことではないでしょうか?
いま、刑務所というと罰を受けるというところとなっていますが、それも矯正施設に変えるべきなのではと思います。
矯正施設で沢山愛情を与え人の心を学び直し、刑罰による恐怖で抑えるのではなく悪い行いをしてしまうと人が悲しんでしまうという感性によって自分で自分を抑えることこそ再犯率も下がるのではないかと私は思います。
100年後の未来を今作っている
先ほど、サイコパスも前世と関係があることがあるということも簡単に説明させていただきました。
つまり、現世でもしサイコパスとして悲惨な事件が起きてしまったのならば、それは前世でのカルマが数100年の時をへて返ってきた可能性もあります。
もちろん現世のカルマがそのまま現世のカルマとして返ってくることもあるでしょう。
逆をいってしまえば実は今すでに100年後、200年後の未来を作っているともいえます。
例えば、少し話が脱線してしまいますが、今、原発の稼働を推進している人がいます。
これまでも安全だといって福島の原発事故や、少し前には原発が稼働していなかったですが、能登半島の地震で原発のすぐ近くが震源になっていました。
また、ミサイルなんか撃たれた日にはそれで全てが終わりです。
しかし、世の中にはそれを理解した上で金儲けのためだけに推進しているお偉いさんもどきの方々がいます。
そんな彼らは来世どんな地域で生まれてくるでしょうか?
もしかしたら、被害者の気持ちを理解するために将来原発が爆発するような地域を選んで生まれてきたり、爆発して汚染されたところを選んで生まれてくるかもしれません。
ちょっと怖い話しにはなってしまいましたが、実は、すでに100年、200年後といった未来社会を今作っているという自覚が必要なのです。