前回は、スピリチュアルな観点から、なぜ人は生まれてくるのかを記事にさせていただきました。
そして、今回は生まれてきた魂が、死後、どのように進んでいくのかを解説していこうと思います。
死んですぐ
この世の学びを終えて死を迎えると、肉体を捨て去り、まず、幽現界というところに進んでいきます。
幽現界といっても、どこか特別な場所へ移動するのではありません。
よく臨死体験の話で、自分が手術台から自分自身を見ていたり、ふわふわと浮いているという話しをよく聞きますね。
それと同じで幽現界というのは目に見えないだけで、実は私たちと同じ世界に存在をしています。
そして、今まで関わった方々にお礼を言って大体49日くらいでこの幽現界を離れていきます。
この、幽現界を離れた時がいわゆる成仏した状態となります。
ただ、逆に未練が残ってしまっていたりすると、いわゆる未浄化霊となってしまって、長い期間この幽現界にとどまってしまうこともあります。
実際は私たちの目に見えないことが多いので、その亡くなった人が成仏しているかは分からないことの方が多いと思いいます。
そんな時でも、なんか成仏していない気がするなぁと感じた時は、仏壇に向かってや相手がいそうなところに向かって「私は大丈夫だから、あなたは安心して成仏していいよ」と、できれば声を出したり、声が出せなくても心の中で伝えてみましょう。
そうしたら、相手にも念が飛んでいってくれるので、きっと相手も成仏してくれるでしょう。
成仏したあと
そして、その幽現界の次に進んでいくところが幽界になります。
幽界ではそれぞれの魂の性格が似た人たちが集まって生活を始めます。
優しい魂は優しい魂同士、のんびりな魂はのんびりな魂同士、身勝手な魂は身勝手同士、ケンカ好きの魂はケンカ好きの魂同士といったふうに、グラデーションのように無数のグループが存在しています。
そして、この幽界では、この世とは違い皆自分と同じような性格をしているので、自分の未熟な部分も鏡のように見ることになります。
そのため、たとえばイジワルをすることが大好きな人であれば、その幽界という世界ではお互いがお互いをイジワルし合うということになりますが、当然ながら、そんな世界では幸せになることはできません。
なので、そのうち、そんな世界にも嫌気がさしてきます。
そして、イジワルしても幸せにはなれないと理解できるようになり、イジワルをしないようになると、今度は少し霊的ステージがあがり、イジワルをしないステージへとグラデーションのようにゆっくり上昇していきます。
そして、本当の幸せとは何かということを理解すればするほど上昇していき、最終的には、名前は容姿なども必要ないと理解していきます。
浄化が進む
そして、そこからさらに浄化していくと霊界というところへ進んでいきます。
この霊界は、現世に生まれてくる前の魂の故郷になります。
そこでは、名前も姿も必要なく、思いだけで通じ合う世界になっています。
そこの世界は、誰もが浄化がすすんでいるので、すべての人が優しく、思いやりがあり、争いもなく、協力し合い、助け合いを軸にして生きているとても幸せな世界で出来ています。
しかし、そこのステージでは皆んなが皆んな良い人であるが故に、自分の未熟な部分を鍛えて改善することが出来ない世界となっています。
そのため、しばらく霊界で生活しているうちに、もっと自分を成長させたいという思いが強くなり、もう一度この世に生まれて成長したい!という思いがだんだん強くなっていきます。
そして、そこからさらに現世へ再び生まれ変わるための勉強をして、最終的にもう一度この世に生まれてきて、さらなる成長を遂げるための旅が再び始まります。
なので、今まさに、この記事を見ている皆さんも1人で生まれてきて、自分の魂を鍛え上げている立派な魂といえます。
苦しいこともたくさんあると思いますが、いっしょに頑張って生き抜きましょう!